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【静寂の世界へ】自然界の音は確実に静寂に向かっているらしい

natural sound
Image:Hachette Book Group

ミュージシャンのバーニー・クラウス氏は40年間にも渡り「自然界の音」を聴き、録音し続けて来た。

そんな彼が「地球の音は静寂に向かっている」と警鐘を鳴らす。
生物の生息環境が変化し、種の数は減少。地球固有の生物の多様性が織り成すサウンドは、もはや彼の古いテープでしか聞くことが出来ないというのだ。

フィジーの未開のサンゴ礁の海中にマイクを降ろせば、そこは様々な音に溢れているという。
波の振動音と共に聞こえてくるのは、甲殻類の音、イソギンチャクの音、ブダイやベラそして鮫やエビ、フグやクロハギなど、それぞれの生物が出す個性的な音の競演。
魚の歯軋りも聞こえれば、空気袋や尾で音を出す魚もいる。音など出しそうもないイソギンチャクなども、うなる様な音や水やガスを噴出す際に音を出しているようだ。さんご礁にいる様々な種がそれぞれ個性的な音を出せば結構な聴き応えがありそうだ。

一方、600メートルほど離れた荒れたさんご礁で同様に海中にマイクを入れても聞こえるのは波の音とエビが跳ねる音くらいという。「寂しい死滅の音」と彼は表現する。

クラウス氏はポール・ビーバー氏と共にエレクトリック・サウンドのクリエーターとして活躍しており、映画のサウンドトラックに楽曲を提供したり、ボブ・ディラン、ジョージ・ハリソン、バーズなど著名ミュージシャンの音作りにも協力している。
クラウス氏が40年間に渡り録音して来た「自然界の音」は実に15,000種の生物を含み、総時間は4,500時間に及ぶという。テープの中には世界中の手付かずの自然の音が溢れているそうだ。

だが、種の絶滅や生息環境の荒廃により、彼の持つ音源を再び自然界で聞くことは難しくなってきている。クラウス氏は最新著書「グレート・アニマル・オーケストラ」の中で次のように述べている。

「静寂が自然界に広がっている。少しづつだが、生物のオーケストラや、自然界のコーラスはその静けさを増しているんだ。ボーカルを担う生物の密集度が下がり、種類も減っている。大型生物も小さな生物もだ。完全な静寂に向かい自然の荒廃は進んでいる。」


彼は、ハワイは世界で最も種の絶命が進んでいると指摘する。数世紀の間にいなくなった鳥類の種は140種、半分に減少しているそうだ。マダガスカルでも15種のキツネザルを始めとしてコビトカバ、大昔に絶滅したエレファント・バードなどを含めると生息種は半分に減っている。

もちろん今でも本来の生環境が保たれている場所はある。但し、残されているのは人里離れた孤立した場所に限られる。アラスカの荒野、カナダの北部、シベリア、アルゼンチンやウルグアイの草木の少ない平原、ブラジルのパンタナル湿地など。寒冷地が多いが、クラウス氏によればこれらの場所はまだまだ自然の音に溢れているという。

長い年月を掛けて自然環境が変わっているのは確かなのだろうが、40年という短い時間軸でそれほどの変化が起こっているという事実にはショックを隠せない。

ソース・Image:The Guardian

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海外には色んな人がいるなあ
こんな個性的な警鐘聞いたことないよ

2012-09-09 13:55 | from 名無し

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