
Image:Medical Press
Medical Xpressの報道によると、米国のFDA(食品医薬品局)がプロテウス・デジタル・ヘルス社が認可を求めていた「消化可能なマイクロチップ」を承認した。
マイクロチップを錠剤に仕込んでおくことで、医療関係者は患者の薬の服用をモニター出来るという。
これまで、FDAは偽薬に限りこの技術の使用を認めていた。
認可を得たマイクロチップメーカーのプロテウス社は医薬品メーカーへの売り込みを計画している。錠剤一粒一粒にチップを埋め込むことで、医師は処方した錠剤を患者が果たして飲んでいるのか?また、何時服用したか?などの情報が分かる様になる。
同社の開発したマイクロチップは砂粒ほどの大きさ。銅、マグネシウム、シリコンなどで作られており患者が錠剤を服用すると胃酸に反応する仕組みだ。
消化され反応を起こすと患者の皮膚に施されたパッチにシグナルが送られ、その情報は患者の持つスマートフォンに転送される。更にスマートフォンから最終的にデータが届くのは医師のオフィス。医師は患者が指示した服用方法にいかに忠実かを常に確認出来るという仕組みだ。
プロテウス社は何も医師やナースを口やかましいおばちゃんにしようとしている訳ではない。医師は得られる情報を元にして個々の患者の習慣や性質を知ることで、患者がおそらく従い守るであろう薬を飲む時間や頻度を提案出来るのがこの技術のミソだ。
微小マイクロチップは仕事を終えた後は消化されて問題なく体外へ出て行くという。
機械みたいなものを服用すると思うとなんとなく気持が悪いが、恐らく身体への蓄積等は心配ないのだろう。逆に銅やマグネシウムなどのミネラルが摂取出来ちゃうのか?(銅って必須ミネラルだったかな。。)
ソース・Image:Medical Press
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